インクジェットプリンタ
御国色素では、近年、ますます用途が広がる インクジェット用顔料インクについての研究に注力しています。
画期的なインクジェット用顔料インクを開発
記録方式としてのインクジェットプリンタはその静粛性や低ランニングコストなどが注目され、
種々の組成のインクジェット用インクが提案されています。
理想のインクジェット用インクとは?
- ●印字物がにじまないこと
- ●ノズルで目詰まりをおこさないこと
- ●安定して歪みがない印字を続けることができること
- ●発色性が高いこと
- ●印字物の耐水性がよいこと
- ●保存安定性がよいこと
- ●安全性が高いこと
…などがあげられます。
なかでも、とくに印字物が滲まず、ノズルで目詰まりをおこさない
インクジェット用インクの開発が強く望まれていました。
プリンタで使われるインクの種類には、染料と顔料があります。
従来は染料タイプの水性インクを採用していたのですが、
にじみやすい、保存性に優れない、水に弱いなどの欠点がありました。
染料インクの代わりに顔料インクを採用すると これらの問題が一気に解決します。
にじみにくいので普通紙にも強く、保存性にも優れ、水に濡れてもにじむことがありません。
しかしながら、従来の顔料インクには写真画質に弱い、乾燥しにくい、インクがつまりやすいなど、
扱いにくいという問題があり、なかなか解決できませんでした。
染料インクのような光沢感をもちながら、耐光性がある顔料インクは出来ないだろうか。
御国色素では鋭意研究を重ね、ノズルで目詰まりをおこすことがなく、
滲みがなく、安定した歪みがない印字物を
連続して形成することができ、
染料並みの発色ながら、耐水性にすぐれ、
長期保存性にも優れる安定性のあるインクジェットインクの開発に成功しました。
御国色素が誇る開発技術はココ!
- ●顔料を共重合樹脂で分散した後に、共重合樹脂とウレタン樹脂とを架橋する事で、樹脂被覆処理を施す事が出来る
- カラー画像の光沢性、ブロンズ防止性及びインク組成物の保存安定性を両立出来る
- ●多くの種類の中から特定の顔料や分散樹脂を選択し配合
- 記録媒体上での発色、密着性や耐ガス性、さらにはインクの長期保存安定性や 吐出安定性など、多くのトレードオフ要求品質を高いバランスでクリア