スタートは染料に代わる顔料分散液の開発から…
御国色素は、1963年の創業以来、無限の広がりと奥行きを持つ 「色」の領域に携わってきました。
現代社会において、衣料、印刷物、建築物、テレビなど、私たちの身のまわりにある製品で
「色」のついていないものはありません。
これら製品に着色を施す、色の素(もと)になるのが
『色素(しきそ)』であり、大きく分けて「染料」と「顔料」に
分類されます。
なかでも色あせしにくく、耐水性にすぐれる「顔料」は、
多くの企業・メーカーが製品の着色料として取り入れており、
市場には「顔料を染料の代わりに使いたい」というニーズが
多数存在します。
「顔料」による着色技術の開発に徹してきた御国色素では、色素を微粒子化して分散する技術を磨き、「新たな機能を持つ顔料分散液」を開発。
全ての「染料」を「顔料」に置き換えるべく、
各産業分野の用途に展開してまいりました。
「染料」から「顔料」への転換、が生み出す価値とは?
例えば、いろ紙を着色する染料を顔料に変えれば色移りしなくなります。
筆記具の染料を顔料に代えればにじまなくなります。
御国色素では「微粒子化・分散安定化技術」をベースに
それまで「染料」が占めていた分野に、利点をより活かし、欠点をカバーした「顔料分散液」を提案。
その結果、いろ紙用顔料業界におけるトップシェアをはじめ、水性筆記具用顔料分散液、インクジェットプリンタ用顔料分散液、
カラーフィルター用顔料分散液など、数々のヒット商品のコア技術を誕生させました。
あなたの会社の代表する製品は何ですか?
御国色素では市販される最終製品を作っているわけではありません。
それゆえ御国色素の名が表舞台に登場することはありませんし、
知名度が低いのも事実。
しかし、大手有名企業が決して真似できない独自の技術を磨き、
成長市場である携帯電話やパソコンの液晶ディスプレイ、筆記具、
インクジェットプリンタ、住宅設備、化粧品など、
多くの大手企業の製品に当社の技術は活かされています。
色から機能へ…技術の可能性は無限大
御国色素は今、着色剤としての顔料分散メーカーから、素材の持つ機能性をアップさせる
分散技術メーカーへと飛躍を遂げています。
もともと“染料を顔料に置き換えたい”と開発した御国色素の独自技術。
ナノの世界まで微粒子化して分散する当社の【微粒子化技術・分散安定化技術】は、世界的にもトップレベルにあります。
そして、この技術は着色業界のみならず、
近年、IT、エレクトロニクス、医療、自動車、環境対応の分野でも必ず必要とされることでしょう。
素材の機能性に関する悩み⇒微粒子化・分散安定化技術で解決
それが私達、「御国色素株式会社」が今後担うべき役目です。
豊富な経験と技術で、お客様の素材の機能性に関する悩みや問題にお応えします。
常に業界一、世界一を目指して新しい世界を開拓する御国色素の最新技術。
創業以来育んできた色づくりの技術力を、
今後はデジタルをはじめ、エネルギー、環境といったあらゆる分野に提供してまいります。