開発者にとって大切なことは、
市場の動きやお客様のニーズを読み取る力。
新しい発想と積み重ねてきた知識を発揮して、
世の中にない製品を生み出したい。
最先端の技術に触れ、
社会で役立つ製品開発に取り組むことが、
開発者の醍醐味。
みんなでアイデアを出し合うことで、
個人ではできないことも実現できる。
お客様が求める物性値を実現するため、
あらゆるアプローチを検討。
メンバーと協力して、
トライ&エラーを繰り返しながら
ベストな方法を見出し、製品化を目指す。
お客様と御国色素をつなぐ役割を
担うのが営業。
お客様のニーズにマッチした
製品開発に向けて信頼関係を築き、
新たな可能性を切り開くことが
私のミッション。
原料や工程を少し変えるだけで、
色味や性能は大きく変化する。
黒色製品を担当するようになって
4年経った今も、
仕事への興味は尽きない。
時代のニーズに応え、より良い世界に変えるためには、
「唯一無二なもの」「他より秀でたもの」が必要。
私たち御国色素が世界に誇るのは、「微粒子化技術・分散安定化技術」。
この技術は着色の世界だけにとどまらず、
さまざまなフィールドに広がっていく可能性を秘めています。
可能性をカタチにするために、
すべての社員が情熱を注ぐ。
それが御国色素の特色です。
私たちは「色を作る」
塗料メーカーでは
ありません。
御国色素が提供するのは、市販されている最終製品ではなく、「微粒子化技術・分散安定化技術」。この技術を活用して、お客様が抱える素材の機能性に関する課題を解決するのがミッションです。
技術力で
「染料」を「顔料」へと
転換させています。
色素には大きく分けて「染料」と「顔料」があり、使い勝手の良い染料が様々な着色に使われている中、色あせしにくく、耐水性に優れた「顔料」のニーズが近年高まっています。着色材としての分散液だけではなく、御国色素は新たな機能を持つ「顔料分散液」の開発にも成功し、さまざまな分野へ展開しています。
「顔料を微粒子化し、
安定させる」
それが私たちの技術です。
顔料の粒子をナノレベルまで小さくする「微粒子化技術」と、集まった粒子が再びくっつかないよう均一にさせる「分散安定化技術」によって、多様なお客様のニーズに応えるオーダーメイド力が当社の強みです。
こんなところに
御国色素
社名に“色素”という言葉がありますが、
当社の技術は着色業界だけでなく、
自動車、IT、エレクトロニクス、医療、環境など、
さまざまな分野の製品に活用されています。
複雑な表情を持つ色のように、御国色素は一見するとどんな会社なのか分かりにくいかもしれません。そこで、4つのヒントを通じて特長を鮮明に紹介。
Features of our Tech.
御国色素が世界に誇るのは、「微粒子化技術・分散安定化技術」をミクロンからナノの世界へと進化させた先進技術。これにより、素材の特性を際立たせながら多様なニーズに対応することが可能です。
Features of our Tech.
当社の技術によって、発色性や耐水性の向上、色褪せの軽減など、素材のもつ特性を引き出すことができます。
Features of our Tech.
当社は会社設立以来、大学や各分野のトップ企業との共同開発や協業を積極的に行い、一歩先のニーズに応えられるよう進化しつづけています。
Features of our Tech.
市場や情報がますますグローバル化する中、御国色素は中国、韓国、アメリカに拠点を設け、世界を視野に入れた事業展開に力を入れています。
当社には、さまざまなフィールドで色と真剣に向き合う社員がいます。
さまざまな職種やポジションで活躍する社員を紹介します。
分散液の販売に向けて
自動車・塗装業界などにアプローチ
営業部 ニュービジネスグループ
Kaizo Ryota 海藏 涼太2018年入社
岡山大学 工学部 化学生命系学科
社会の課題や要望に応える
インクジェット用インクの色材料を開発
技術研究所 第6グループ グループリーダー補佐
Inoue Natsuki 井上 夏樹2011年入社
兵庫県立大学大学院 工学部 物質系工学専攻
現行の製品をお客様や時代の
ニーズに合ったものへと進化させる
技術研究所 第5グループ チームリーダー
Nakakita Nao 中北 菜緒2014年入社
大阪大学大学院 基礎工学研究科 物質創成専攻
当社は「ひょうご仕事と生活の調和推進企業」に表彰されるほど、安心して働ける環境や制度が充実しており、ワークライフバランスが非常にとりやすいところが魅力です。
16年 （2022年度）
ベテラン社員が多く、助け合いの風土が強い職場です。
9.5h （2022年度）
水曜日と金曜日はノー残業デーとなっております。
40.9% （2022年度）
部署によって取得率は異なりますが、全社的に有休が取りやすい所も弊社の魅力の一つです。
資格取得に係る費用を会社が負担する制度があります。
会社から徒歩10分の距離に社員寮がございます。下宿の場合や、持家の場合も会社から補助金が支給されます。
社内でのさまざまな取組みが評価され健康経営優良法人に認定されました。
本格的な機器を取り揃えたジムを無料で利用できます！
みくに祭りや料理教室など当社ならではのイベントがございます！
色を扱う仕事なので、制服が汚れることがしばしばありますが、無料でクリーニングしてもらえるので安心です。
もちろん学部生でも研究開発職にご応募いただくことが可能です。
入社した方の中には学部卒の者も数多く在籍しております。
面接では学生時代にどんなことを学んだか、どういう人物なのかなどを詳しく質問させていただいております。
弊社の研究開発職メンバーの中には、学生時代に農学系や生物系など化学以外を専攻していた者も数多く在籍しております。
弊社の事業領域は非常にニッチな業界ですので、専門知識については入社してから一斉に学んでいくことになります。
入社後の研修に加えて、「分散」について学ぶセミナーなどもたくさん用意しており、入社後に一人前の技術者として成長できる環境を整えております。
弊社には筆記具、カラーフィルター、電池など部署によって扱うテーマが違うので、入社後の研修で各部署を順番に回って実際にどのような研究をしているかについて学んでいただきます。
その後、本人の希望をヒアリングしたうえで、所属上長が適性を考慮し配属が最終決定されます。
海外転勤は基本的に上司からの推薦があった場合に挑戦の機会があります。
日本とは言語も生活様式も異なる海外での更なる活躍や技術革新、海外転勤を通じて大きく成長することを期待された人たちが海外へ挑戦しております。
入社前に取得を推奨している資格は危険物取扱者免状です。
社内には溶剤を扱うチームもあり、その中に危険物も含まれております。
入社後は資格の取得が義務付けられますので、入社までに取得しておくことで、スムーズに業務に取組むことが可能です。
弊社ではジョブローテーションを行っており、数年に1度部署異動がございます。
明確な期間というのは決まっておりませんが、常に柔軟な発想を持ち続けられるように、また、いろいろな部署を経験して研究開発職のゼネラリストを目指してもらう方針から、ジョブローテーションを行っております。
（問い合わせ先）
TEL ：079-253-3516
Mail：mikuni@mikuni-color.co.jp
（採用担当者のご紹介）
黒瀬 時正
前田 征吾
林 静紅
皆さまのご応募を心よりお待ちしております。
ご質問等あればお気軽にご連絡ください。
分散液の販売に向けて
自動車・塗装業界などにアプローチ
Kaizo Ryota
海藏 涼太
営業部 ニュービジネスグループ
2018年入社
岡山大学 工学部 化学生命系学科
CAREER PATH／キャリアパス
| 2018年4月 | 入社～技術部 ネクストビジネスプロジェクト 配属 リチウムイオン電池向け導電分散液の開発に携わる。 |
|---|---|
| 2019年10月 | 営業部 第一グループ 東日本担当（東京営業所） 異動 東日本を中心に分散液の販売、新規顧客獲得に従事。 |
| 2024年4月 | 営業部 ニュービジネスグループ 異動 |
さまざまな業界に
製品を提供していることが魅力的
子どもの頃は親の仕事の関係で引っ越しが多く、地元を持つ憧れがあり、いちばん長く過ごした姫路で働きたいという想いがありました。御国色素を知ったのは、大学の研究室にあった先輩方の就職先リスト。本社の所在地を見ると姫路だったので興味を持ち、さまざまな業界に製品を提供していることに惹かれました。それは、景気の影響を受けにくく経営が安定していること、そしていろいろなことに興味を持つ自分の性格に合っていると感じたからです。
既存のお客様への営業に加え
新規開拓にも力を注ぐ
技術職を約1年半経験した後、営業担当に。現在は東日本を中心に、自動車、塗料、電子材料、化粧品など、さまざまな分野のお客様に分散液を販売しています。既存のお客様に対しては納期や費用について交渉をする他、製品紹介をして新たな依頼へつなげます。
新規顧客や市場の開拓にも力を入れていて、リサーチを行ったうえで対象の企業様にアプローチします。いきなり分散技術の話をしても伝わりにくいので、分かりやすい資料を作るなど工夫は欠かせません。そして関心を持っていただければ、技術職の方々と協力して開発へと進めていきます。お客様との関係を築き、対応するのは簡単ではありませんが、やりがいのある仕事です。
主体的に動いたことが
評価につながるのがモチベーション
営業担当はお客様と会社をつなぎ合わせるフロントマンであり、コーディネーターです。私は営業担当になり1年目から自由に活動させていただき、幅広いネットワークを築くことができました。そして、お客様に提案した際に「それいいね！」と評価していただいたり、社内の技術職の方から「海藏の案件はおもしろくてスムーズに進む」と言ってもらえることがモチベーションになっています。
ヨーロッパをはじめ世界に
当社の製品を広める
私の仕事は、“聞く姿勢”がとても重要です。お客様の要望を聞くのはもちろん、社内の方々の意見やアイデアに耳を傾けることで仕事の質が上がり、可能性も広がる。そして、当社の分散技術と人のシナジーによって、多くの課題を解決できると考えています。
個人的な目標は、海外に行ってヨーロッパをはじめとする世界の国々に当社の製品を広めることです。
社会の課題や要望に応える
インクジェット用インクの
色材料を開発
Inoue Natsuki
井上 夏樹
技術研究所 第6グループ グループリーダー補佐
2011年入社
兵庫県立大学大学院 工学部 物質系工学専攻
CAREER PATH／キャリアパス
| 2011年4月 | 入社～技術研究所 配属 新製品開発に向けた研究に携わる。 |
|---|---|
| 2014年4月 | 中国ミクニ 技術部 異動 中国工場での技術開発と製品立ち上げに従事。 |
| 2016年4月 | 中国ミクニ 営業部 異動 中国ユーザー向け販売を担当。 |
| 2021年4月 | 技術研究所 第1グループ 異動 製品開発業務に取り組む。 |
| 2024年4月 | 技術研究所 第6グループ 異動 グループリーダー補佐を担当。 |
先進的なアプローチを
実践していることに感銘を受ける
学生時代に所属していた研究室が御国色素と共同研究をしていて、先進的なアプローチを実践していることに感銘を受けてインターンシップに参加させてもらいました。その時に社員の方々が科学技術の先端を追求する探究心を持って取り組まれていることを実感。「この会社なら成長していける」と思い、志望しました。その他にも、社員同士コミュニケーションが取りやすいアットホームな雰囲気も決め手のひとつになりました。
会社の技術力と自らの知識を
発揮して新規製品を開発
インクジェット用インクの色材や関連材料の開発を行っています。当社の場合、開発にはお客様のニーズに応じて開発するケースと、自社のノウハウを活かして新規製品を開発するケースがあり、私は主に後者を担当しています。
まずは市場のニーズを分析し、開発の方向性を定めて提案。それが認められれば、実際の開発フェーズに進みます。開発では性能だけでなく、コストや収益なども考慮することが重要。ですので、開発にどれくらいの価値があるのかを客観的に分析し、それを論理的に発信する力も求められます。こうした取り組みが、社会のニーズや課題に貢献できることにやりがいを感じています。
開発の意義を
見つけることに没頭
私たちの仕事は、ラボでのテストなど手元の作業に没頭しがちです。しかし、それだけでは開発そのものの意義を見失ってしまうリスクがあるので、私は常に意義を見つけることに没頭するよう心がけています。こうした視点を持つことで、根本的な課題や新たな可能性の発見につながり、より良い開発ができると考えています。
「こんなものがあれば」というイメージを具現化する
当社の製品は、さまざまな末端製品の一部を構成する材料のひとつで、幅広い分野、製品に使用されています。そして、当社には多くの優れたエンジニアがいて、アイデアをカタチにすることが可能です。私が携わっているインクジェット用インクは、媒体の多様化や環境への対応などまだまだ可能性を秘めているので、「こんなものがあれば」というイメージを具現化したいと思っています。
現行の製品をお客様や時代の
ニーズに合ったものへと進化させる
Nakakita Nao
中北 菜緒
技術研究所 第5グループ チームリーダー
2014年入社
大阪大学大学院 基礎工学研究科 物質創成専攻
CAREER PATH／キャリアパス
| 2014年4月 | 入社～技術研究所 配属 新製品開発に向けての研究に携わる。 |
|---|---|
| 2018年4月 | 育児休業 |
| 2021年6月 | 技術研究所 復職 時短勤務中 製品の4M変更対応に取り組む。 |
| 2024年4月 | 技術研究所 第5グループ 異動 チームリーダーを担当。 |
技術職の若手社員に
活躍のチャンスがあることに惹かれる
就活をはじめた頃は化粧品メーカーへの就職を考えていて、いろいろな会社を調べる中で化粧品メーカーに顔料を提供している御国色素を知り、興味を持ったのがきっかけです。お話を聞かせていただくと、技術職の社員の割合が高く、技術力を強みにしていることが伝わってきました。さらに若手社員が多く、チャンスをいただける点に惹かれて入社を希望。実際に早い時期からさまざまな仕事を任せていただき、多くのことを吸収することができました。
製品をつくる
原料・設備・人・方法の
変更に対応
私が担当しているのは、製品の4M（原料・設備・人・方法）が変更される際の対応です。原料の廃盤や設備変更など理由はさまざまですが、近年は化学物質の規制が厳しくなっており、現行の原料から替えたいというお客様の要望が増えています。こうした場合、お客様の要件を元に、社内の原料を調達する部署や製造部、原料メーカー様と連携して、他の原料を組み合わせて同じ物性と品質を達成するよう取り組みます。目まぐるしく変化する状況の中で、ひとつの目標に向かって多くの部署や人と協力する必要があるので、調整力と対応力が求められる仕事です。
会社の売上を支えている
責任感と誇りを持てる
もし、4M変更に対応できなければ、その製品の依頼はゼロになってしまいます。私の仕事は新規開発と違って新しい技術を駆使するものではないかもしれませんが、会社の売上の大きな柱になっているという想いがあります。
また、個人的には仕事と育児の両立にも奮闘中です。支援制度やまわりの方々の温かいサポートもあり、仕事と育児の両方から刺激や喜びをもらっています！
生産の先を考えられる開発者を目指す
お客様の要望に合わせてカスタマイズした製品を提供することで、お客様のビジネスを支えるだけでなく、自分自身も広い視野と知識を得られます。ラボでの検証だけでなく製造部やお客様、さらにはエンドユーザーなど、生産の先を見据えることのできる研究者になるのが将来の目標です。
